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最近、村上春樹著 「そうだ、村上さんに聞いてみようと」という本を読んでいます。ご存知の人もみえるかと思いますが、彼は1996年から1999年の間村上朝日堂というHPを開設し、そこに読者との何千を超えるメールのやりとりを掲載していたのですが、この本はそれを書籍化したものです。当時僕もリアルタイムで彼のHPをよく見ていたのですが、結局メールは出せずじまいでした。
その中で語学力に関する面白い疑問があったので紹介。


読者:
村上さんはいつ位から英語で外国の方とコミュニケーションが図れるようになりましたか?(一部抜粋)

村上氏:
外国に長く住んでいれば外国語はいやでも上達します。
どうして上達するかというと、話せるようになるからでなく、むしろ聞き取れるようになるからです。 まわりの人がみんな早口でべらべら外国語を話しているんだから、普通に暮らしていれば、ある程度そのスピードについていけるようになります。日本で外国人と話をする場合、どれだけ「濃密に」長い時間話したとしても、多くの場合、相手が親切心でゆっくり喋ってくれるので、この 「スピード聞き取り」能力 はなかなか進歩しません。うまく流暢に話せなくても、聞き取りさえある程度できれば、会話(あるいは人間関係)というのはそれでけっこううまく成立するものです。
僕自身の経験から言いますと、「ある程度会話ができるようになった」という指標は、「誰かに電話をかける前に、頭の中で前もって文章を組み立てる必要が(自然に)なくなる」ことだと思います。
(一部抜粋)


確かに、 「話せるようになるからでなく、むしろ聞き取れるようになるからです」 という部分にはすごく納得出来ます。聞き取りがある程度余裕を持ってできれば、話す部分にも少しはエネルギーを振り向け何かしら反応が出来るのでしょうが、聞き取れないとその時点でてんぱってしまうか混乱してしまい、自分の意見を言う所ではないですものね。
ただ 「普通に暮らしていれば」 という表現は、注釈が必要じゃないかなと思うんですが。彼の言っている普通というのは、日常的にネイティブ(もしくはほとんどネイティブに近い語学力を持った人)に囲まれて生活もしくは勉強、仕事をしているということなのだろうと思います。日本人同士もしくは現地の言葉が母国語でない人達といつもいては、彼の言う「スピード聞き取り」能力なんて身につくはずがないし、ネイティブ特有の言い回しやアクセントに慣れる事はないですものね。

ちなみに彼が言う「ある程度会話ができるようになった」という指標について、僕自身の場合、友達レベルなら何にも考えることなく電話することが多いですが、やはり親しくても目上の人だったりすると、最初の言い出しはどう言ったらいいかな等々、考えてから電話します。もう少し修行が必要ということですね。

村上春樹の小説は新刊が出るだびに僕の趣向とはずれていくような気がするのですが(でも買ってしまうのだけど)、でも彼のエッセイは文句なしに面白いですよね。物事の切り口とかちょっとシニカルな表現とかすごく素敵!! そろそろ新刊出してくれないかな・・・



お主、今回はなかなか面白かったぞ・・・ 褒美をつかわす!
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テーマ:語学 - ジャンル:学問・文化・芸術



















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