実家に戻っていたTomが約1ヶ月ぶりに戻ってきました。
ちょうど僕も外出していて家に戻ってきた時に同じく同居人(Tom)も実家から戻ってきたのですが、彼の側にはある女性が一緒に荷物を持ってくるではないですか!
それもかなり体格のいい年配の女性が!
そうですTomはママと一緒に戻ってきたのです。
そして家の中に入りTomの部屋を見るなりTomママは説教口調で彼に話し始めたのです。
まあそれもそのはず、Tomの部屋はまさに典型的なドイツ人の男の部屋(?)とも言うべき、かなり汚いのです。まあ汚いというか散らかっていると言った方が正しいのかもしれませんが、食べたままの食器、空き瓶、空きペットボトル、煙草の吸殻(絨毯の上にも散乱しているし)、溜まった洗濯物等々これまでの不規則な生活が滲み出るような汚れよう!(何故そこまで詳しく知っているかというと、Tomが留守の間魚の餌やりを頼まれていたからなんですが)
その後は当然のごとく大掃除!!
まさにTomママは "eine Putzfrau(掃除のおばちゃん)" と化して、僕も何か手伝いましょうかと尋ねたのですが、大丈夫大丈夫と言うので邪魔にならないようにしていました。
それから約4時間あまり、まず彼の部屋から始まり台所、ダイニング、トイレまでと4時間以上延々と続いたのでした。その間TomとTomママで色々会話が交わされ、まさにそれは母親と息子の典型的な光景。(ただTomママはオーストリア出身、Tomもバイエルン地方で育っているので、彼らが交わす会話はかなり訛りの強いドイツ語でほとんど理解できなかったのが残念ですが、でも口調でなんとなく雰囲気はつかめるものです)
途中何回かのぞいてTomと話したのですが、
「急にママが来ると言い出して、案の定やっぱり部屋のあまりの散らかりように怒られちゃったよ・・・ 本当に困るよねー。あんまり掃除する気ないんだけど、ママがやれって言うからにはやらなくちゃしょうがないよねー、ママにはやっぱり逆らえないしさー、ヤレヤレ・・・」(あくまでも推測です) というような気持ちが顔に滲み出ていました。
やはり息子と母親の関係はどこでも似たようなものなのですね。僕も大学生時代親がアパートに来た時は、母親はまず部屋を見た途端、まず窓を全開にして、「何!この埃っぽい部屋は!こんなんじゃ病気になっちゃう!」と言って、さっそく大掃除を始めたのですが・・・ ただその当時の僕の部屋はTomの部屋よりはるかに清潔だったと思うのですけどねー (^^;
そしてその掃除もようやく終わりとなりTomがシャワーを浴びに行き、しばらくしてから「ママー、バスタオルとってきてよー」という声が聞こえてきました。実際に "Mama"(ママ) と叫んでいたのですが、その光景はすごく微笑ましく思いました。だって
「ママ」 ですよ! 日本で
「ママ」 なんて言うのは子供ぐらいですよねー。Tomも
ロンゲでドレッドヘアーで、鼻に牛のようなピアス をしていても母親の前ではまだ子供みたいな感じだなーと思ったりしたのでした。
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